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一食の重み

投稿日:2020年2月22日 更新日:

Photo by Lefteris kallergis on Unsplash

僕は飲食店で働いていますが、一日に300〜500人前ほどの調理をして提供しています。
チェーン店なので厨房の調理工程はシステム化がされており、ポジションごとに流れ作業で作ります。

ありがたいことにたくさんのお客様がご来店される混雑時(ピークタイム)には、ストップボタンの壊れたランニングマシーンを走るかのように、見えないピークタイムの終わりに向けて必死でオーダーを作り続けます。

僕は学生時代のアルバイトの頃から飲食業界で働いているのでこの仕事を始めて10年近く経ちます。
そんな僕が作る目の前の一皿は今日作る数百食のうちの一つであり、これまで作ってきた数万食のうちの一つです。

そう考えるとついテキトーにやってしまいそうになる時があります。

でも、、、

その一皿はお客様が召し上がる
今日の三食のうちの一つであり
今後の人生で何度あるかわからない食事の一つであり
今日が何かのお祝いの一食であるかもしれません。

僕は実家を出て早10年ほどになりますが、帰省するのは年に1〜2度です。
両親と妹と僕と家族4人揃って食事をする機会というのは年に数回、
このままのペースだとこの先の人生でそんな機会はあと100回くらいしかないでしょう。
僕が作る目の前の一食はそんな誰かのかけがえのない一食かもしれません。

そう思うと、
「手を抜けないな」
「テキトーに作って出すとかあり得ないな」
「よし、気合入れてがんばるぞ!」
と思います。

一つのことを続けていると、つい視点が固まってしまうことがあります。
そんな時、ふと反対側の視点に想像力を働かせてみるとフレッシュな気持ちでまた目の前のことに取り組めます。

何か目の前のことに飽きてきたという方、
なんだか緊張感を持てずにいまいち身が入らないという方、
よかったらこの方法を試してみてください。




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